ソリューション:Biz-Logi WEBⅡ / 送り状発行システム(クラウド)
株式会社ベイシアさま
複数拠点物流の最適化でEC事業を強化し、業務効率を向上
関東を中心に136店舗のスーパーマーケットを展開するベイシアさまでは、EC事業の成長に伴い、より柔軟で効率的な物流体制の構築が求められていました。従来の基幹倉庫経由の出荷ではコストが増加し、迅速な配送や品種拡大への対応が困難でした。また、各倉庫からの発送を考えると、送り状発行の業務負担も大きく、倉庫ごとのオペレーション統一が難しい状況でした。 そこで、複数拠点からの出荷を一元管理できるSGシステムの 「Biz-Logi WEB II」 を導入。複数拠点からの直接出荷を実現しました。送り状発行業務の効率化と物流コストの削減に成功しました。さらに、品種拡大を可能にし、EC事業の競争力向上にも貢献しています。
- LOGI-IT
- 出荷支援・受注管理

株式会社ベイシア 神成 裕輝氏
課題と成果
複数の出荷拠点への配送指示などのオペレーションが難しく、基幹倉庫経由の出荷をしていたため、コストが増加していた。
送り状とピッキングリストが別々で、倉庫ごとの作業負担やミスが多発していた。
物流インフラの未整備により、品種拡大が困難で競争力向上の障害となっていた。
複数拠点からの出荷に対し、配送指示などのオペレーションを含め一元管理が可能になり、物流コスト削減と配送スピードの向上が実現。
ピッキングリストと一体になった送り状の導入で作業負担が軽減され、ミスの削減と業務スピードが向上。
物流最適化により品種拡大が可能になり、売上向上と業界評価の向上につながった。
プロジェクトの背景

EC事業の成長を支える物流体制の再構築
当社ではEC事業を10年以上展開しており、事業拡大に伴って物流の最適化が求められていました。従来は、基幹倉庫を経由して商品を出荷する運用を取っていましたが、この方式では集約コストが増加し、複数拠点との連携が難しいという課題がありました。特に、品種を拡大してECの競争力を高めようとした際に、物流の制約がボトルネックになっていたのです。
また、送り状発行のシステムも課題でした。以前は送り状とピッキングリストが別々に出力されており、倉庫での照合作業に手間がかかっていました。倉庫ごとに作業習熟度が異なるため、オペレーションの統一が難しく、ミスも発生しやすい状況でした。
こうした背景の中、社の戦略として、EC事業全体のリモデルが決定しました。その一環として物流体制を抜本的に見直し、「Biz-Logi WEBII」を導入することで、複数拠点での柔軟な出荷管理と業務効率化を実現しようと考えたのです。
導入の経緯・効果

複数拠点物流の最適化を目指し「Biz-Logi WEB II」を導入
EC事業の成長のためには、取り扱い品種拡大や複数拠点からの直接出荷を可能にする物流体制の見直しが必要でした。そこで、物流の柔軟性を高め、倉庫間の連携を強化するためのシステムとして「Biz-Logi WEB II」の導入を検討しました。決め手となったのは複数拠点の在庫・出荷を一元管理し、最適化できる点です。
導入に際しては、各倉庫のオペレーションを統一することが課題でしたが、一体型送り状により倉庫スタッフの作業負担を軽減し、スムーズな業務移行を実現しました。また、佐川急便との連携も強化し、物の流れとシステムを一体化させることで、迅速な出荷対応が可能になりました。
導入後は、物流コストの削減、品種拡大の実現、業務のスピードアップといった効果が表れています。結果として、EC事業の競争力が向上し、売上が拡大。ECモール楽天市場において、年間のジャンル大賞の受賞にもつながりました。今後もさらなる効率化を目指し、システムの活用範囲を広げていきたいと考えています。

POINT
- ECの品種拡大を目指し複数拠点からの出荷を検討するも、オペレーションが難しく基幹倉庫経由の出荷となり、集約コストが増加
- Biz-Logi WEBⅡを導入し、在庫・進捗の一元管理が実現。送り状とピッキングリストの統合で作業負担とミスを大幅削減
- 物流最適化により取り扱い品種拡大と売上向上を達成。ECモール楽天市場において、年間のジャンル大賞などEC競争力が向上
今後の活用

写真左:営業担当 佐藤 昌胤
複数拠点運用に最適なBiz-Logi WEB II
Biz-Logi WEB IIを導入したことで、物流の最適化や業務効率の向上を実現できました。私たちと同じように、複数拠点での在庫管理や出荷を行っている企業には、非常に相性の良いシステムです。基幹倉庫を経由せず、各倉庫からの直接出荷が可能になるため、倉庫間配送がなくなり、物流コストの削減や配送スピードの向上が期待できます。特に、品種を増やしてEC市場での競争力を強化したい企業にとって、大きなメリットになるでしょう。
また、倉庫ごとの業務オペレーションを統一し、作業の効率化を図りたい企業にも適しています。送り状とピッキングリストが一体化されているため、倉庫スタッフの作業負担が軽減され、ミスの削減にもつながります。作業習熟度の異なる倉庫でもスムーズに運用できるため、人材の育成負担を軽減できる点も魅力でしょう。
さらに、新しい物流拠点を増やしたい、あるいは事業拡大を見据えて物流基盤を強化したいと考えている企業にもおすすめです。導入のスピードが早く、倉庫の新設や物流オペレーションの再構築といった、大きな投資をせずに運用を開始できるため、柔軟な物流戦略の実現をサポートしてくれます。
取材撮影にご協力いただき、ありがとうございました。
※本掲載内容は2025年3月時点のものです。
事例に該当するソリューション

資料請求・よくあるご質問・
お問い合わせ
気になるサービスに関する見積もり、資料請求、お問い合わせはこちらから
サービス詳細に関して、お客さまから寄せられた「よくあるご質問」を掲載しています。
お問い合わせ前にご確認ください。