• 導入事例
  • 株式会社アッカ・インターナショナル様

導入事例:株式会社アッカ・インターナショナル様

株式会社アッカ・インターナショナル様
ソリューション:Biz-Logi API

荷主様のブランドを表現する帳票で
ロボット活用WMSを支援。

「人間の3~4倍のスピードでの商品ピッキングが可能」といわれる物流ロボットを活用したWMS(倉庫管理システム)のパイオニアとして、物流業界内外から注目を集めているのが、アッカ・インターナショナル様です。今回、SGシステムには、物流ロボットを用いたクラウド型倉庫管理システム「ONE」の一体型帳票発行を実現するAPI連携についてご依頼いただきました。

課題

一体型帳票のカスタマイズ性を高めたい。
物流ロボットの納品書発行をシームレスにしたい。

導入効果

帳票のカスタマイズ性が高まり、顧客ブランドの表現力が向上。
納品書発行もシームレスに。

interview

当初、どのようなシステムの導入を検討されていましたか?

クラウド型倉庫管理システム「ONE」を立ち上げた当初は、ASP型のパッケージシステムを使っていました。コスト面などでメリットがあったものの、こと帳票のフォーマットに関する柔軟性は非常に低いのが難点でした。3PLである私たちがお荷物をお預かりするお客さまの多くは、アルペン様などの大手アパレルメーカーをはじめとする小売業です。一般消費者に届ける納品書自体も商品の一部であり、ブランドイメージを表現するプレゼンテーションの一環と捉えられます。ましてや、今はどこの実店舗よりもECサイトが大きな売上を上げる時代ですから、納品書をはじめとする梱包の状況がとても重要になってくるんです。そこで私たちは、お客さまのブランドイメージを満足に表現できる一体型帳票を求めて、創業以来サポートしていただいているSGシステムに相談しました。

実際に導入されてみていかがでしたか?

今回導入した「Biz-Logi API」は、まさにこうした要望に応えてくれるものでした。打ち合わせを通じて、帳票の文字の大きさやデザインについて何度も要望を伝え、根気よくレイアウトパターンの構成・作成にご対応いただき、ベストなフォーマットを実現できたと感じています。最近は返品明細をあらかじめ同梱する荷主様も多いのですが、SGホールディングスグループの豊富な実績をもとに、その内容やレイアウトをご提案いただけたことも心強かったです。発注納期がタイトで申し訳なかったですが、開発責任者の方に同席いただき、スピーディに意思決定・回答していただくといった工夫でご対応いただきました。

また、物流ロボットの帳票発行のスキームにマッチするAPIであったことも、SGシステムにご依頼した理由です。物流ロボットではハンディで容器のバーコードをスキャンしたのをトリガーにして納品書を発行します。従来は手動でデータをダウンロードする必要があるなど、人の手が介在していたところがシームレスになるというのは、物流ロボット導入の大きなメリットでした。だからこそ、このスキームにマッチするかどうかは、非常に重要なポイントでした。

今後のシステム活用についてお聞かせください。

今は人手不足の時代です。これまで物流の現場では、「長く働いてもらって熟練度を上げてほしい」という考えが主流でしたが、物流ロボットを活用したこのシステムならスタッフの熟練度による差はほとんどありません。オートメーション化が進めば、短期バイトが中心でも充分です。こうした要因もあって物流ロボット活用への注目度は高く、2016年の稼働以来、3PL・アパレル・運送会社など、1,000社以上が現場の見学に訪れています。今後は、現在のプロロジスパーク千葉ニュータウン以外にも物流拠点を増やし、さらに拡大させていく予定です。SGシステムには、今後の展開に応じたサービス提供の面で、引き続き頼りにさせていただきたいと思います。